音楽スタジオで自らの小説の電子書籍をつくるのは、人気作家の村上龍氏。
音楽や映像とも連動でき、多様な可能性をもつ電子書籍は、新たな巨大市場になると確信する。新しい夢の本にまず動いたのが作家たち... もっと
音楽スタジオで自らの小説の電子書籍をつくるのは、人気作家の村上龍氏。
音楽や映像とも連動でき、多様な可能性をもつ電子書籍は、新たな巨大市場になると確信する。新しい夢の本にまず動いたのが作家たちだ。
村上氏は自ら電子書籍出版社を設立。IT企業など多くの異才と組み、「紙の本ではできない独創的な作品」を目指す。
制作中の作品は音楽や朗読に加え、写真などを融合。本の概念を根底から覆すと意気込む。
瀬戸内寂聴氏も「文学の新たな革命」と熱烈に支持し村上氏の出版社に入社、電子書籍で作品を発表する。
しかし、3月11日の東日本大震災によってすべては一変した。
『作家は、今何ができるのか』
瀬戸内寂聴さんは、被災者を勇気づけるメッセージを届けようと、「寂庵だより」を電子化しようと動き出した。
村上さんは、震災によって多くが失われた中で、「日本人のあり方」や「地域の絆」を見つめ直す必要があると考える。
そして、地域に長く根付く“伝統行事”を通して、日本人の原点を探る電子書籍の制作に取り組み始めた。
村上龍さんと瀬戸内寂聴さん、2人の半年間を追跡した。 少ない